リフォーム>地震から家を守る耐震補強のいろいろ

では具体的に耐震設計とは
どのようなものを指すのでしょう。

大きく分けて次の3つに分けられます。
「耐震」「制震（制振）」「免震」です。
「耐震」とは地震の力に対して、構造体の力で耐える技術ということです。

構造を丈夫にし、地震力を受けても倒壊しないようにする。
耐力壁の配置や筋交いなどを設けることで
建物の各部分が破壊しないだけの強度を確保します。

これはすべての建築物に必須の要件で
たとえ古い住居でも施工はなされているものです。

ただし、現行基準を満たしてはいませんから
新たに耐震壁を設けたり柱や梁、筋交いを増やしたり断面を補強したりするわけです。

リフォームによくある事例として既存の壁を撤去して
間取りを広げるというケースがあります。

その場合には、ある部分リフォームの目的に反する事にもなるでしょうが
柱や梁の断面を補強する事で基準をクリアすることが可能になります。
立体骨組みとしての解析を行い検証することが重要ですので
安易に壁を取り壊すことは業者と綿密に相談して下さい。
快適性と安全性を両立してこそ本当のリフォームといえるのです。