リフォーム>地震に負けない家の作り方とは

「制震（制震）」とは地震力をエネルギーとして捉え
建物自体に組み込んだエネルギー吸収装置により地震エネルギーを抑制する方法をいいます。
建物の繰り返しの揺れに対して有効な考え方です。

「制震（制震）」も実際は細かく細分化されますが
一般住宅に普及している工法は「パッシブ制震」に分類されるでしょう。

「パッシブ制震」とは電力などの外部エネルギーを
必要としない物を制震工法といいます。

油圧ダンパーや粘弾性物質、金属などのエネルギー吸収要素を
利用した制震壁・制震ブレース・制震柱などの建物の各部材で震動を減衰させます。
比較的安価で安定した性能を発揮することが出来るのが特徴です。

「制震」「免震」などの技術は、超高層ビルなどの大型構造物に対して
研究がなされてきましたが現在では一般住宅にその技術が下ろされ
普及を見るようになりました。

油圧ダンパー（減衰装置）や金属製のダンパーを筋交いに組み込んで
「制震」機能を謳うTVCMなどを観たことがあると思います。
価格的にも比較的安価で済みますので設置できる場合には有効だと思います。

ただし、意味のない箇所に設置しても有効に機能しないのは当然ですので
設置位置とその有効性については業者から十分説明をしてもらうことが大切です。

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