リフォーム>耐震補強って一体何？

建築構造物の耐震とは一般に
建物が使用されている期間中に数回起こる可能性のある
中規模の地震に対しては大きな損傷はしない

建物が使用されている期間中に一度起こるか起こらないかの確率となる
大地震に対しては居住者の生命を守る（倒壊しない）ことを目標としています。

つまり、大地震に対しては倒壊しない程度の損傷は許容しているわけで
その場合に安定性を損なわないように設計することが要求されているわけです。

ここでいう中地震とは80〜100gal（ガル）の地震を対象にしています。
この場合に多少の亀裂や変位が生じても、使用上支障をきたさないように設計するわけで
これを耐震１次の設計といいます。

大地震とは300〜400galの地震を対象にしています。
この場合に人命の安全を確保するため、崩壊、転倒を起こさないように設計するわけで
これを耐震２次の設計といいます。

gal（ガル）という単位に馴染みはあまりないかも知れませんが
300〜400galが震度6相当だと思って下さい。

「阪神淡路大震災」が最大震度7.3でしたから
おおよその理解が出来ると思います。